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娘よどうするんだい?HPVワクチン9価も公費に

HPVワクチン

HPVワクチンの接種票が娘に届いた一年前のこと~(厚労省のQ&Aはこちら

さっそく彼女にヒトパピローマウイルスの感染ルートはほとんどが性交渉であることや、だからこそ打つならばセクシャルデビューまでに一回目の接種をおすすめること、男女合わせて6つのがんの予防になること、特に子宮頸がんでは年間の罹患人数や死亡人数も伝えました。

さて、娘は大の注射嫌い・・😢

そのためその時も、注射というワードを聞いた時点ですでに表情はいまいち・・ 

案の定 
「打った方がいいのはわかったけど・・でもこれ絶対痛いやつ!すぐがんになるわけではないし、今はやめておく💦」
と打たないジャッジをしました。

心の中で(むしろ若い頃にママが打ちたかったわ・・)と思いつつも、ワクチンで大切にしたいのは【自己決定】
理由が痛みであったとしても、本人が打たないというのであれば打たなくてもいいと思い一旦話を終えました。

そんな中、2023年のこの春、9価の公費接種がはじまりました!!パチパチパチ✨
感染予防率が6割強とされてきた既存の2価4価よりもさらに予防率は高く、9割ほどのHPV感染予防が期待されています。

そこで一年越しにまたまた娘とワクチン接種の話し合いをしました。(自己決定と言いつつも打ってほしいことが前面に出ていた?笑)

まず、娘の言い分は正しかった!なぜなら最初の一言が
「性交渉しなきゃいいんでしょ?」
だったから。

うん、そう。しなきゃ罹患しない。

でも彼女は将来子どもを育ててみたいなと言っていたので
『いつか子ども育てたいんでしょ?自分の子どもなら性交するよ。それに大好きな人と触れ合うことは心地ものだよ。』
と伝えると、

「ん~・・じゃあ男子が打ってひろめなきゃよくない?(あくまでもがんになりたくはないけれどだからといって自分は注射は打ちたくない)
ここでも感心しました👍それぞれが色々な型のウイルスを持っている可能性があって、それを男性が女性に広げがちなことを理解してる!と。

感心しつつも
『男子は自費なのもあってなかなか広まらないから今はこっちが予防するしかないな~』
とわたし。

「注射痛いからな・・」

『感染して、それががんになった時の治療も痛いかもしれないけど・・』

こんなやりとりを経て後日、「まず1回打つわ~」と言われ接種しました。


大切なことはセクシャルデビュー前に接種をすると一番効果が高いため、1回目を早期に打つことです。(9価で時期が遅くなるより2価4価であっても早期に)
子どもがいつセクシャルデビューする時期はわかりませんものね。

実は接種当日、娘が相当痛かったことを伝えてきました。
看護師さんも
「HPVワクチンは筋肉注射ですし、ワクチンと接種部位とのphの差があって針の痛みよりもワクチンが浸透するのに痛みがあるんです」
と教えてくれました。
痛みについても、痛くないよとは言わず、痛いけれどそれ以上に得られる予防効果が高いことを伝えたいものです。

今回、15歳未満(15歳になる誕生日の前日 )までに1回目のワクチンを打つ場合、2回接種でOKとなりました。
わが家では2回目の接種をどうするかもまた話し合いですが、娘が納得して打ちたいとなれば同行したいと思います。

また、男性のワクチン接種も中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんの予防にもなり、そしてよりリスクが高い女性にも広めない大切な選択です。
息子も接種可能年齢になったので、彼とも話し合い打ちたいとなれば、公費になる日を期限を決めて少し待つか、自費でもすぐに打つか(4価を3~5万×3回)決めていきたいと思います。
娘もいうように男性の公費接種も早く実現しますように!

色々ないきさつがありつつも積極的勧奨がはじまったHPVワクチン。
どんなウイルスなのか、感染ルート、接種対象年齢、効果、副反応、様々なことを親子で確認して、納得して接種できる人が増えますように願っています。

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