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思春期にも役立つ子どもの食育、「一緒×3」と「大人の笑顔」が大切

子育てアイディア

「家庭での食育」はそれぞれの生活スタイルに合わせ出来ることだけを

2005年に「食育基本法」が成立してから、学校では「食育」がすすんでいる

毎月19日は「食育の日」らしい・・

知らなかった!!

授業で地元の農家さんを訪ねて地産地消を身近で感じたり、栄養士の先生が各クラスをまわって季節の食材の紹介体の中でどんな役割をするものなのかを伝えてくれたりしている。
家庭では伝えられないことも多く親としてはありがたいし、食事の大切さを様々な角度で見ることができてとてもいい

さて、その「食育」を家庭でも是非!とのことだ。
ただ、家庭での食育の観点はそれぞれだろう。

避けようといわれている❛9つの「コショク」❜

今は9つの「コショク」を避けようといわれているのを知っているだろうか。

1.孤食 子どもが一人でとる孤独な食事
2.固食 好きなものだけを食べる食事
3.個食 家族それぞれがバラバラなものを食べる食事
4.子食 子ども同士だけでとる食事
5.小食 少しの量しか食べない食事
6.戸食 外食ばかりの食事
7.粉食 パンや麺類などの粉物中心の食事
8.濃食 濃い味の物ばかり食べる食事
9.虚食 食欲がなく何も食べないこと

なぞなぞに使えるのでは?と思うくらいよくできた9つの「コショク」。
この他にも、コンビニ食を指す「コ食」もよく見かける。
意識づけるためとはいえ、これを見ると「よし!頑張ぞ!」とはならず、プレッシャーを感じるのはわたしだけではないだろう。
なぜなら、食育の必要性は理解できるものの、食事を準備する人からするとなかなか網羅できない条件でもあるからだ。
ではどう折り合いをつけるか?

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~なんと1年に1095回~ 手抜きが❛最高の食育になる日❜があってもいい

色々な家庭状況、様々な働き方でそれぞれが生活している

ただ、それらがどんなものでもみな変わらないことは、食事がいるのは毎日であること。それも基本3度ずつだということ。だから365日×3回=1095回なのだ!わお!

まず、両親が夜勤の仕事だとか、親が工夫してもまだ小食のままの子や食に関心がなく食べたがらない子だとか、親も子も置かれている状況は千差万別だろう。
食事はその中でそれぞれが毎日自分なりに十分頑張って考えているもののはず。年に1095回もね・・

また子どもは、品数よりも食事の内容よりも両親の笑顔を見ながら一緒に食事ができれば大満足なはずだ。
そのために外食で済ませる日が重なってもいいだろう。惣菜や冷凍食品は進化していて以前よりも栄養バランスも良く美味しい!これは活用すべきだろう。
もし毎食一緒に食事ができないのであれば他の時間で穴埋めすればいいのだ。
そう、外に頼ることで大人の負担が軽くなり、そこでうまれた余裕が笑顔にかわり食卓に持ち込まれるのであれば、それは内容にかかわらず子どもにとって素敵な食事最高の食育になるということ。

「一緒のものを、一緒の空間で、一緒の時間に食べる」この3つの共有が「大人が笑顔の中」でできること、これはどの時期の子どもにおいても大切な経験だ。
そしてこの経験は思春期においてもいい働きをしてくれる。

だからこそ食事は、それぞれの生活スタイルに合わせて、とにかく準備する人が無理なくできる範囲で」用意してとることがとても重要なのだ。

食事は「思春期」に親子や家族をつなぐツールの一つにもなる

思春期になると、孤立を好み周りを疎ましく思えたりする。
この時に、先ほど伝えた「一緒のものを、一緒の空間で、一緒の時間に食べる」という3つの共有が習慣化されていると、たとえ前のように会話がはずまなくとも、引き続き顔を合わせる機会が自然と得られ、時には「これ美味しいな~」や「いやー今日学校でさ」なんて会話がうまれることもあるだろう。

また、部活や恋愛、アルバイトと子ども自身も忙しくなり食事を一緒にとることが減っても、共有した同じ思い出があるのは大きい。
なぜなら、食事の思い出というのは食べた食材よりも、誰とどんな時に食べたものなのか、それらの記憶の方が鮮明なことが多いからだ。これは親子や家族に限ったことではない。

食にまつわるわたしの記憶

働く母の代わりに家事を切り盛りしていたのは、今でも尊敬してやまないわたしの祖母!
亡くなって10年以上経つが、食事の記憶でもしっかりとつながっている。

砂糖バターパンを見ると思い出す。
自分の朝ごはんのパンが焼きたてでも、わたしが「行ってきます」というと必ず玄関まで来て見送ってくれたこと。
この記憶があるからわたしも子ども達に同じようにどんな時でも手を止めて見送りをする。

ホットプレートからはみでそうだったモリモリ焼きそば。
育ち盛りの孫3人のお腹を満たそうと焼きそばはいつも大量!
よいしょー!と楽しそうに掛け声をして下から混ぜていた。
作り手が楽しそうだと食べる方も嬉しいものだと今感じる。

嬉しかった「ももさんちょっと味見して」
煮物や和え物の時には呼ばれ味見をした。
大好きな人に頼りにされて凄く嬉しかった!
だからわたしもよく子ども達に味見をしてもらい足りないものをきく。

あ、いかん泣けてきた・・

まとめ

わたしもそうだったように、きっと子ども達は大人をよーくみている。
食事を準備する様子、食事をとる時の表情。
もちろん栄養バランスは大切だが、余裕がない時にまで完璧な食事で健康体を目指すよりも、時には手を抜いて、気持ちを楽にし、ばらつきはあるものの毎食楽しい方がいい

食事がうみだすものは体の健康だけではなく、心の健康も大きいから

是非今日からメニューを簡単にして、大人の笑顔がより多い食事の日をもうけてみてほしい。
うまくいかなくてもやり直しはいくらでもきく!だって1年に1095回もあるから!

子どもの食育、やっぱり大切なのは内容よりも「一緒×3」と「大人の笑顔」、そう思う。

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