「ほめ上手な見守り役」その一択に専念する
思春期の女の子をもつお父さん!それに今はまだでも数年後仲間入りするお父さん!
「お父さんのものとは一緒に洗濯しないでよ!」だとか「お父さんとは一緒に出掛けたくない」、そして最後に重いパンチ「お父さん嫌い」・・こんな王道の言葉をもらったり、想像したりして落ち込んでいませんか?

そりゃ落ち込むでしょーっ!
前にも書きましたが、思春期は本人の意思にかかわらずイライラするため、この時期にこの手の話はとても多いものです。
また、同性である母親の方が共有できる話題が多いし、反抗しても受け入れてくれる存在として見られているため、女親と男親で娘の態度に差がついてしまうことも多く、疎外感を感じることもあるでしょう。
「ほめ上手な見守り役」になろう
ではどんな役回りなら思春期でも父親が受け入れてもらいやすいでしょうか?
それは「ほめ上手な見守り役」です!(なんか楽しそうな役♪)
わたしも主人によく言います。
「ほめ100%・注意0%でOK!注意はわたしがするからとにかく褒めてあげてね」と。
なぜなら怒り役はすでにいるし、主人と子どもが過ごす時間の長さは、わたしと子どもが一緒に過ごす時間に比べて圧倒的に短いため、その中で注意が多いと子どもも委縮したりストレスになったりするからです。
これは子どもに限ったことではないはずです。
例えば会社でだって、プライベートの友人関係でだって、共有している時間が長い相手に3つ注意されるのと、それが短い相手に同じ数の3つ注意されるのとでは受け止め方が全く違うでしょう。
共有している時間が長ければ自然と褒める回数も増えるため、注意をも受け入れられるものの、大して一緒にいない人との場合、褒められる回数が少ない中で注意が多いとなれば、なんだか注意ばかりされているように感じ、うとましくもなるものなのです。
ですので、思春期の女の子とくればなおさらですよね!
ですから是非、注意したい気持ちをおさえて、褒める回数を増やしてみましょう!
彼女の大切なものを大切に
これ、必見です!!
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「愛する人の愛する人を、愛する人以上に愛しなさい」
これはわたしの母の言葉です。
家族愛でも恋愛でも友情でも、また全てのコミュニティでもいえる教えで、今回のテーマでいえば「子どもが可愛く大切ならば、彼女の大切にしているものを、彼女を大事にするように大切にしよう」ということです。
例えば子ども自身に『おー今日の髪型かわいいね~』と言ったところで、「は?なに?」と返ってくるのがオチだとします。
でも、褒める対象を子どもの大切な友人にして『さっき来てた友達、挨拶が出来るいいこだな』と言ったらどうでしょう。
反応はきっと違うはずですよ!
特に友達の存在が大きいこの時期、自分の大切な友達を褒めてもらえること、それは自分が褒められること以上に嬉しいことなのです。
わが子の大切なものはなにか

<そこで!まずその大切なものが何か知ることから始めてみよう!>
残念ながら、共有している時間が短ければ短いほど「うちの子はこれが好きだろう」の予想は外れるので、子ども自身をよく観察することからはじめ、また一番情報を持っているだろう奥さんに聞いてみるといいと思います。
好きなアーティスト、はまっている食べ物、集めている小物、行きたい場所、大切にしている友達や彼女たちとの大切な思い出、興味のある進路、部活の様子・・・我が子なのにきっと「へ~!!」の連続ですよ。
大切にしているものの情報がそろったらあとはアンテナをはって、機会があれば褒めてみてください!
話題に出さなくても、彼女が好きなものを食べたり使ったりしてみて引き出しを増やしておくのもいいと思います。
大切な友人とお揃いで買って付けているキーホルダーや文房具があれば、「お、これセンスいいな」とか、好きなアーティストの曲が耳に入れば「誰?いい曲だな~」など。
褒め言葉を一言ぽんと添えるだけできっととても喜んでもらえ、距離が少しずつ近づくはずです。
ただ忘れてはいけないのが、あくまでも「見守り役」であること。
近づいて近づいて深入りしようとするものなら振り出しに戻りかねないので、思春期のうちは「ほめ上手な見守り役」これに徹しましょう。
といいながら招いた わたしの失敗と挽回
【失敗エピソード】
娘が大切にするものは成長とともに大きく変化しました。
小さい頃はプレゼントされたピアノや、努力してもらった習い事のトロフィなどの「物」を驚くほど大切にし、それに他の人が触ったり位置をずらされたりすることをとても嫌がったものです。
それが小学校中学年からは「物」への固執はぐっと減り、友達や、そのつながりの思い出の物、約束などをものすごく大切にするようになりました。
<そのことを理解しているつもりでしきれていなかったわたしは、失敗もしてきました。>
☆娘の友達が遊びに来てくれていたある日、聞こえてきた会話から、遊ぶ内容とルールも、次に遊ぶ日も全て、ある一人の子だけで決めているように思えたことがありました。
友達が帰った後娘に、
「あの子が一人で決めてたよね」「楽しめてた?」
というと、娘は怒った真っ赤な顔と大きな声で
「そんなことはない!」「悪口言わないで!」と返して他の部屋に行ってしまったのです!
わたしにしてみれば❛そんなに怒ること?!❜という感覚でいたけれど、娘にとっては一番大切にしているものを傷つけられた感覚だったのでしょう。
子どもには子供の世界があり、そこで学ぶことは多いことを再確認し、また何より娘はとても満足した時間を過ごしたのに水を差してしまい申し訳なかったなと大いに反省した出来事でした。
【挽回エピソード】
<さて、ここからは反省したわたしの挽回エピソード!>
意識したのはたった一つでした。
【娘の友達をもてなすこと!】
気を遣うのではなく楽しんでもらう工夫をいつも以上にしてみました。
家にあるお菓子メーカーで一緒に簡単なパンケーキ作りをしたり、わたしも鬼ごっこに参加したり。
鬼ごっこはわたしも肉離れ覚悟で全力でやるので大人気!うちに来た娘の友達に「今日一緒に遊べますか?」と言ってもらえるようにまでなりましたよ~笑
友達が楽しんでくれたことによって、一番喜んでくれたのは言うまでもない娘でした。
大切な娘の大切な友達を大切にしたら、一番大切な娘が一番喜んでくれたのです。
まとめ
お父さんの「思春期の女の子のおすすめの扱い方」は
①注意する回数をぐっと減らし「ほめ上手な見守り役」に徹すること。
②わが子が大切にしているものを自分も大切にすること。
ではずっとこの役のまま?
いえいえ、先には大役が待っています!
思春期心に響かせ続けていれば、距離は縮まり、思春期を抜けてからは なんと主役(かも)ですよ。
あたってもいないのに砕けた気分になっているのならもったいない!
砕けないかもしれないのだから是非少しずつあたってみてくださいね!
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