タイトルを見て驚かれた人は多いかもしれませんが、自分の身を守るためにもパートナーの身を守るためにも男女ともにとても大切な学習で、我が家では今年の夏休みの間に必ずやろうと考えていました。
夏休みにした理由は、普段の子ども達は学校や宿題、習い事と多忙なので、心に余裕をもって学習できる日に伝えたかったからです。
また「今年!」と決めていた理由は、来年はそれぞれ高校と中学に進学し部活が忙しくなる年なのに対し、今年は息子はもちろん、娘も部活を引退したため自宅にいる日が多い夏休みになることが分かっていたからです。
<用意したもの>
・勃起したペニスの模型(指導者のための避妊と性感染症予防セミナーでもらいました)
・コンドーム2種
・両性の性器の絵と性交が載っている本(「あ!そうなんだ!性と生)
です。
<伝えたこと>
・装着の仕方、外し方、捨て方
・性交はお互いの同意の上で行われるべきだということ
・妊娠を望む際だけではなく心の繋がりや心地よさを求めて行っても良いこと
・性感染症のリスクもあること
・妊娠を望まない際には避妊する方法が色々あること
・コンドームは避妊具として認識されているが、避妊よりも性感染症予防のために使用するものだということ
・避妊には避妊率が高いピルの使用がおすすめであること
・ほぼ妊娠もせず性感染症予防も出来るためコンドームとピルの併用がベストであること
・コンドームは主にドラックストア、コンビニ、ドン・キホーテなどバラエティショップ、ネットで買えること
・コンドームは素材、形状、薄さ、サイズの大小、潤滑油の量などの違いで様々な種類があるため、自分とパートナーに合うものを探していくこと
・ラテックスアレルギーの場合には他の素材のコンドームがあること
話をしている時の親子の雰囲気、気になりますよね(笑)
聞く態度、質問の口調も全て普段通りでした!
恥ずかしがることもなければ嫌がることも、茶化すこともなく、一緒におやつを作るとかテレビを見るとかのテンションと変わりませんでした。
「膣口ってどれくらい広がるもの?」
「女の子は痛そう~男の子も痛い?」
「コンドーム二重って可能?そしたらもっと予防率上がるんじゃない?!」
素直な質問満載でこちらも嬉しかったです。
普段通りの雰囲気で進められたのは今まで伝えてきたもののおかげだなと、改めて幼少期から螺旋状に性を伝える大切さを感じました。
娘は手が汚れることが嫌で見学になりましたが、装着するのは男性でも女性にとっても自分の身を守る大事な手段のため、次回はチャレンジしてほしいです✊(←一度では忘れてしまうので数年後にまたやるつもりです)

学習の最後二人に、装着時のポイントの中で覚えていることを5つ教えて~と言って返ってきたのがこちら↓
①ちゃんと勃起したペニスに付けること
②間違えて逆に付けた時にはそれは使わずに必ず別のコンドームを使うこと(すぐに外したとしても精液がついている方で挿入することになるため)
③しっかり根元までおろして付けること
④爪などでコンドームに傷をつけないように気を付けること
⑤膣から抜く際には根元を持って抜くこと(膣内にコンドームが残ったり精液が漏れたりしないように)
うん、十分です!
ここからまた緊急避妊薬のOTC化など、派生して話題にしていきたいです。
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