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どうたしなめる?!「ちんちん!おっぱい!」のオンパレード

こんな時どうする?性にまつわる疑問

「うんこ!」
「ちんちん♪」
「おっぱい~☺」

親としては公共の場で大きな声で言う子どもにひやひやし、
「そんな言葉外では言わないよ💦!」
と、たしなめつつ、どうしたらやめてくれるのか悩む人も多いかと思います。

まず安心してほしいのは、中学生になってこれらを連呼している人はまずいないということです。

【どうして連呼するようになるの?】
まず、言葉を沢山覚え自分で組み立てることが出来るようになり、子ども達はそれらをアウトプットすることで自分でコミュニケーションが取れるのか試したくて試したくて仕方がありません。
またそうしてどの言葉がどんな役割をするのか、傷つく言葉なのか、喜ぶ言葉なのか、はたまた控えるべき言葉なのか、理解の為に訓練している時期です。

次に、大人同士でも子ども同士でも男女でからだが違うこと、同性でも子どもと大人でからだが違うことに気が付き、自分のからだにはちんちんがあるのにあの子はないぞとか、同じ女の子でも大人はおっぱいがふくらんでるぞとか、新しい発見がある時期です。
こうして発見と同時に、“なんで?”も沢山湧き出てくるのです。
しかもみんながみんな同じ大きさでも同じ形でもないのですから、余計に疑問は膨らみます。
子どもにとってはさぞ不思議でしょうね~☺

と、このようにアウトプットしたい時期と沢山浮かぶ疑問が掛け合わさり連呼するようになります。

とはいえ家でも公共の場でも「ちんちん~♪」の連呼は親にとっては冷や汗ものですよね😅

【どうやって回数を減らす?】
これは伝え方が全てです✨
なぜ言うのかを上記で知ってもらい想像がついている人もいるかもしれませんが、「恥ずかしい言葉だからやめなさい!」というその場だけのメッセージだけではどうしてやめるべきなのか理解が出来ず効果は一時的です。
興味を持ったその時期を逃さず是非からだの仕組みを伝えるチャンスに変えてみてください。
この先長い人生を自分のからだを大切に生きていくのですから、その場でやめさせることよりも、からだの仕組みや役割を理解し、「それぞれの自分だけの大切な場所の名前だから」と、自分から段々と回数を減らしていける方が素敵ですよね。

冒頭に「中学生になってこれらを連呼している人はまずいない」と書きましたが、羞恥心だけから言わない人がほとんどでしょう。
羞恥心だけではなく正しい知識があることは、この先どのステージでも大切になります。

~具体的にこの時期に伝えてあげたい2つのこと~
①からだの仕組みの素晴らしさ!
 食べた物は嚙んだ瞬間から旅が始まり、最後に必要がなかったものが便に変わります。 
 喉から胃、腸へと旅を進め、必要な栄養素は腸で吸収されることも、いらないものは姿を変え
 て便になることも、知らない世界かつ子ども達自身のからだの中で起きていることなので興
 味津々で聞いてくれることでしょう。
 尿についても同じですね。
 是非人体の図鑑などで臓器の場所や形、役割などを一緒に確認し、その中で性器の説明もでき
 るといいと思います。

②おちんちんやおいっぱいはプライベートゾーンであること
 からだはみんなその人だけのもので、更にそれぞれに絶対的に大切にされるべきプライベート
 ゾーンがあること。ちんちんやおっぱいもその一部であることを繰り返し伝えましょう。
 そして「そのパーツは言葉も含めて大切にするべきだよね」「みんなの前で大きな声で言う
 べき言葉ではないよね」
ということも繰り返し確認し、「何か不思議に思うことがあれば教え
 るから聞いてね」
と加えて安心させてあげてください。

 ☆色々なことに興味を持ち、想像をふくらませ、行動する幼少期の子ども達の頭の中は、トラ
  イしてみたいこと、新しい言葉や発見の記憶で一杯です。
  ですのでこのことに限らず一度で理解して訂正できるほど整理ができていないことを大人は
  理解し、根気よく伝え続けてくださいね。

何でも話したい時期とからだの神秘に対する発見や驚きが掛け合わさる時期のためだということが分かってもらえましたか?✨
ヒヤヒヤする時期はあるでしょうが、からだの仕組み・プライベートゾーンなど正しい知識を身につけるきっかけに変えられるととってもいいですよね☺

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