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❛男の子の排尿❜入学前までに立ってできるようにするのがおすすめ

子育てアイディア

保育園で定期的に性教育の園内研修をしています。

ある園長先生には
「大切だとは分かりつつ逃げてきましたが、もう見て見ぬふりはやめます!」
「子どもに伝えるためにはまずは職員の意識を統一したい」

とおっしゃっていただき感激しました☺

さて、園から出る悩みで多いものは

①子どもが性器を触り始めた時の対応について
②着替えをいつまで男女混合にしていてよいものか
座ってでしか排尿ができない男児がとても多い
④男女ともにトイレの際に下半身すべての服を脱ぐ子が多い
⑤男児でおしっこの時にもペーパーでふき、そのペーパーがくっついてしまう

などです。

今回は排尿(上記でいうと③~⑤)、中でも特に先生方から対応の悩みが多く上がった男の子の排尿の仕方」をテーマにしていきます。

座って排尿する男の子がとても多い

いま「家では座っておしっこをするから縦型の男子便器は使えない」と言う男の子がとても多いそうです。(わかります!トイレの汚れ方が違いますからね、座ってしてもらいたくなります(;´・ω・))

けれど実際小学校に行けば、また公園や公共施設に行けば男子トイレの個室は少ないものです。
そのため縦型の男子便器でも用を足せるようになることが大切だと思います。(家庭ごとのルールがあるでしょうからおうちでは座位でもいいと思います!大切なのは立位ででも排尿できることです☺)

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「立って排尿」を目指してふむべきステップ

オムツからトイレに移行するいわゆる「トイトレ」の際には、男の子も大抵座って排尿を促して進めていきますよね。
まずは尿意をコントロールして尿が出せることがとても大切なので、スタートは座位からでいいものです。

では座位で尿意をコントロールして排尿ができるようになり、次なるステップ「立って排尿」に移る際のポイントを見ていきましょう。

【立位での排尿にむけたステップ】立っておまる(もしくは大人用便器)に排尿:尿が飛ぶ向きのコントロールをしなければいけないので子どもにとっては一大事であることを大人が理解して進めましょう。                                              

②縦型の男子便器での排尿:立位での排尿は、中には不安や恐怖心を持つ子どももいるので①の訓練を大切にしましょう。また下記のポイントを十分に伝えてできることから取り入れて進めましょう。

☆ポイント1☆
  ⑴しっかりと立って服や下着をさげる
  ⑵ペニスを陰嚢からはがす
  ⑶可能な範囲で包皮をさげ
  ⑷ペニスを指でつかんだまま腰を突き出す
  ⑸排尿後、振ってペニスから尿を落とす
  ⑹包皮を戻す             

☆ポイント2☆下半身全ての服を脱がず
  ⑴ズボンとパンツ両方を膝までさげて排尿
  ⑵ズボンとパンツ両方をお尻の下までさげて排尿
  ⑶ズボンだけお尻の下までさげ下着は下に少しずらしてペニスを出して排尿
  ⑷さらには、下着の前開きが使えるようになるとお尻を出さずに排尿ができます
   (お尻は「プライベートゾーン」ですからね!)                                                                                                                

学校や公共施設で不便ないだけではなく、しっかり立ち腹筋を使い排尿することは残尿を減らします。特に包皮の部分に尿が残りやすいので可能な範囲で包皮をさげましょう。
また、もし個室であれば本来服の着脱範囲は自由でしょうが、衛生面を考えると服をおろす範囲は個室であっても膝までやお尻までがいいでしょう。

さらに男児でおしっこの時にもペーパーでふく件は、性器は男女ともにとてもデリケートな部分ですので、摩擦により炎症を起こしたり、ペーパーがついていることに気付かないまま包皮をもどし不衛生な状態になったりすることがあるでしょうから、排尿後にペニスを振ってしっかりと尿を落とすこともできるようになるといいですよね。

自分の体はできる限り自分で清潔に保つべし。
これは大人も子どもも同じ事です☺

プライベートゾーンを教え、服を着たままトイレに行く意味を伝えよう

最初に書いたように、ズボンや下着をすべて脱いでトイレに向かう子は案外多いものです。
足がうまく開かず力が入りにくかったり煩わしかったりするんでしょうね!

でもきっと普段からプライベートゾーンを教え、自分の体を大切にすべきことを繰り返し伝えていくことで少しずつ変化があるのではないでしょうか。

みんなの前でお尻も前も見せながらトイレに行き、またまたそのままの姿でトイレからみんなの前に出てくる・・やっぱり違和感がありますよね。

「大切な自分だけのゾーンを守ってあげて~!」

なんて声がけをして、服を着てトイレに行き来できるようサポートしてあげてください。

小学校での不安要素を減らしてあげましょう

小1プロブレムが危惧される昨今、どの家庭でも小学校進学への不安(規則や雰囲気になじめないなど様々なこと)は必ずあるものですのです。
排泄に関してもその一つではないでしょうか。

縦型の男子便器で排泄できるよう、また服を少しずらすだけでできるようサポートしてあげてください
またこうした身近な排泄のテーマからプライベートゾーンの話題につなげることで、性教育への取り組みも進めば嬉しいです。

さいごに

幼児の男の子が立位で排尿をすることは大きな冒険です。
尿が飛ぶコースのコントロールもなかなかの難関です。

ポイントを確認してからステップをすすめましょう。

安心して学校や公共施設のトイレも使えるようになりますように☺

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