学生時代、顔面蒼白で早退する友人の姿を何度も見てきたよ💦
わたしは一緒に旅行に行った友人が帰りに生理痛で新幹線から自力では降りられなくなって「このまま乗ってたら青森まで行っちゃうよ?!🚅」と伝えても、「いいからあなただけ降りて帰って・・」と話すこともままならないほどだったよ。(←この時はまわりのサポートもあり何とか降りられました!)
生理痛は強弱も症状も本当に人によります。
ただどの女性にも当てはまることは、主婦にしても企業に勤めるにしても”働いている間の大半を生理と付き合いながら過ごす”ということです。
にもかかわらず当事者だけが苦しみ、策を練り、なんとか乗り切る、そんな状況は解消されなければいけません。
生理痛を理由に会社を休みにくい・・
鎮痛剤を服用して生理痛に耐える・・
それも毎月!😢
そんなかなり深刻な状況の中で働く女性が多くいることを、企業や一緒に働く人たちにまずは理解してもらうことが大切ですね。
そんな中、理解が浸透し企業の対応が追いつくための一歩となるべく、都が専門家の助言を載せた特設サイト「働く女性のウェルネス向上委員会」を開設しました✨
専門医によるアドバイスが見られる”女性の健康課題別体験談”や、女性特有の健康課題とその対処法について産婦人科医などによってわかりやすく書かれている”専門家コラム”など、リアルな悩みが取り上げられています。
長い会議での経血の漏れについてなど、社内ではなかなか相談しにくいデリケートな内容も載っていますし、生理や更年期、また働く間に迎えることがほとんどである妊娠・出産・産後うつなどにの記事もとても興味深かったです。
注目すべきはこのサイト開設の取り組みのきっかけが、都の「都民による事業提案制度」だったことです☺
大学の研究者から事業案を募り、684件の提案の中で都民の投票で絞り込み採用した7件のうちの一つだったそうです。
「都民の声がちゃんと届くんだ!」と思うと、小さな声でもあげていきたくなりますよね。
ただ都民の声が届いて形になったこの大切な一歩が、ここで終わらずに各職場に良い変化があることが大切だと思います。
冒頭にも書いたような「仕事に支障をきたす(一日中寝込む、横になって休みたくなる)ほどの痛み」というと男性はもちろん、女性でも生理痛が軽い人は想像がつかないでしょう。
しかし都のアンケートでは企業で働く女性(207社、3500人)のうちの57.4%の人が仕事に支障をきたしているといいます。
また8割近くの人が鎮痛剤を服用してしのいでいることもわかりました。
多くの人が毎月1/4もの日を戦場のごとく痛みやだるさなどと戦いながら仕事をしているのが現状なのです。
そんな当事者の人だけがサイトにアクセスし対処していくだけではきっとかかる負担の大きさに変化はなく、働きやすい会社にはなり得ません。
ですからぜひ当事者だけではなく、男性を含めどの人にも見てみてほしいものです。
体験していないからこそ、当事者の人たちが日常で抱えている不便な場面やつらい場面はどんな時かを知り、そんな時に職場はどんな対応が必要か、可能か、考え変化するきっかけにするべきだと思います。
寄せられる悩みとサイト内のコラムがマッチすると、模索しながらもニーズが分からず対応ができていない会社により役立つと思うので、そのためにも体験談が今後もっと増えるといいなと感じました。(サイト内で事例募集もしていますよ!)
まだサイトが開設されてから日が浅いので今後に期待ですね!
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